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選挙の雑感

最低レベルの得票率

衆院選投票率は53.68% 戦後2番目の低さ

10月23日 13時25分

22日に投票が行われた衆議院選挙の最終投票率は53.68%で、戦後最低だった前回(平成26年)の選挙に次ぐ、2番目に低い投票率となりました。

出典:NHK NEWS WEB

こうなると、しっかりとした組織を持つ政党が有利になる。組織を持っている自公両党には有利だったろう。立憲民主党も結局労組が助けたのだろう。ただし、共産党はダメだったようだ。「民進党があんなことをしなければ…」と恨み節を言っているようだ。

風は台風となり代表が吹き飛んだ希望の党

台風の目となるはずだった希望の党だが、小池都政の低劣さ、実現不可能な政策、与党への態度の曖昧さなど希望が全く見いだせないことが露呈して失速した。小池氏は風を読むこと以外の才能は無かった。

そして組織を持っていない風頼みの状況で、現実の台風に遭って立憲民主党にすら負けてしまった。

まあ、あれだけハリボテの政党が議席を確保出来ただけでも上出来と言うべきか。

選挙は民意だが、政権に対する審判にはなりえない

選挙当日、朝日や毎日が「安倍政権に対する審判」のように煽っていたがそうではない。

けっきょく、選挙は相対評価しか出来ない。個人的には安倍政権については不満な点が少なくないが、どう考えてみても野党に任せるよりはマシだ。本当は増税に反対の意を表明するために他党に入れたかったが、野党がクソなのでそれもできない。

そろそろ選挙制度を変えないか

今回の旧民進党議員の醜態を見て思うことがある。今回の醜態の原因は彼らの資質だけではなく、選挙制度にも問題があるのではないか。

小選挙区比例代表制政党交付金は党中央を強くさせ、所属議員はイエスマンにならざるをえない。このようなしくみの中だと国会には吹けば飛ぶような議員しかいなくなるだろう。世襲議員のほうが頼もしくみえるほど非道い状況だ。

風によって簡単にベテラン議員が落選する制度は、個人的にはデメリットのほうが多いと思う。議員たちに、風に振り回されずに、風に怯えずに政策本位の政治をさせるためには個々の議員に一定の安定を与えなければならないと思う。