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安倍首相の経済政策と高橋洋一氏の関係

日本に初めてリフレ政策(今のアベノミクス)を導入したのは高橋洋一氏だった。

チャンネルくららというyoutubeのチャンネルで
特別番組「昭和恐慌の研究と安倍政権のリフレーション政策」安達誠司 江崎道朗【チャンネルくらら・2月17日配信】
という動画がある。

この中で語られている。

小泉政権の時、竹中平蔵氏の引きで高橋洋一氏が政権中枢で権力を持つようになった。高橋氏は留学中にバーナンキ氏などリフレ派(?)学者から学んでいたのでこれを経済政策に用いた。

あまり知られていないかもしれないが、小泉政権当時に財政再建をしかけた。これは高橋氏の手柄だ。小泉首相(当時)にはチンプンカンプンだっただろう。

しかし、小泉首相が退陣すると表明したことをきっかけに福井日銀総裁が金融緩和を止めた。福井総裁は小泉首相と金融政策に関するアコードを交わしていたらしいが、それを裏切った形だ。どうやら日銀はデフレのほうがいいらしい。

安倍氏小泉政権の後をついだが、この時はリフレ政策を理解していなかった。日銀の緩和引き締めにも無関心のまま何もせず、退陣に追い込まれた。

平の議員になった安倍氏はリフレ政策を習った。この時にやっと「景気が良くなければ、他のどんな良い政策も通らない」ということがわかったらしい。遅いよ。まあ他の議員よりマシだが。

そして奇跡の安倍第二次政権。アベノミクス誕生。

現在の景気

現在の景気は一応上向きではある。学生の就活は順調で選び放題、企業の業績も堅調(デフレに対応した銀行などを除く)、株価も乱高下はあるものの上向きだ。ただし、消費が全く伸びず、政府の財政出動は雀の涙ほどでまったく影響を与えていない。

とりあえずこんな感じ。

安倍首相以外でリフレ政策(いわゆるアベノミクス)を理解できてる議員は山本幸三議員以外ほとんどいないらしい。野党の理解者だった金子洋一氏や馬淵澄夫氏は落選中だ。

そんな中、当の安倍首相はリフレ政策を強行に進めることができない。理解者がいないのだから。安倍チルドレンは周知の通り実力不足。山本幸三氏は党内で力を持っていないらしい。

ポスト安倍は皆、緊縮財政派なので、日本の未来は暗い。