改憲より軍事費増大が先
安倍政権は憲法改正にほとんどのエネルギーを注いでいるそうだ。
御用コメンテーターとして知られる田崎史郎氏は今回の内閣改造について「一番出来が悪い内閣」としている。人材を改憲の方へシフトしていると言われている。
さて、改憲の中身は?
改憲。9条の改憲、改憲というより「加憲」。第3項に自衛隊の存在を明記するというもの。
意味が分かりますか?
自衛隊は現に存在していますが?
長谷川幸洋氏の説明によれば、安倍首相の意図は「自衛隊が違憲かもしれないという議論の余地をなくすべきだ。自衛隊の明文化は国民的な議論に値する」ということ。(安倍首相の「憲法改正」戦略は、実に巧妙である(長谷川 幸洋) | 現代ビジネス | 講談社(1/3) )
倉山満氏のせつめいによれば、「自衛官に名誉を与える」だそうだ。(特別番組「憲法討論~安倍自民党改憲論を問う」市川文一元陸上自衛隊武器学校長 倉山満【チャンネルくらら・10月27日配信】 - YouTube )
本当に意味があるのか?
「違憲かもしれないという議論」など数十年無視してきたのだからそうすればいい話で、名誉なんて加憲しなくても今でも存在している。
加憲の意味が分からない。
上述の倉山氏の動画で言われていることは、自衛官は転勤の引っ越し代も支給されないらしい。
自衛官に名誉を与えるつもりなら、加憲の前に自衛官の金銭面の待遇を改善しろよと言いたい。
また、切迫している東シナ海の安全保障上の問題があるにもかかわらず、軍事費の増大は微々たるものだ。加憲の前に軍拡しろよと言いたい。
安倍総理は会見すればすべてがうまくいくとでも思っているのか?しかもあんな意味のない加憲で?
憲法なんて憲法解釈で変わっちゃうんだよ。キリスト教だって、なんだって解釈で変更しているじゃないか。
憲法のことは、もっと根本的にその重要性を国民にアピールして議論の土台を作るべきじゃないのか?なんでいままでそのようなことをしてこなかったの?
改憲より軍事費増大が先
軍事費増大。つまり軍拡。
その財源はデフレ脱却をして税収を増大させる。デフレ脱却は消費増税をやめることから始めよう。
社会をまとめるフィクションの大切さ
最近、YouTubeのチャンネル『奥山真司の地政学・リアリズム「アメリカ通信」』にハマっているのだが、大変勉強になる。
今回記事にするのは、「狩猟民族が証明する『物語り』『伝説』の重要性!フィクションこそが明るい未来をつくる!という事実。|奥山真司の地政学「アメリカ通信」 - YouTube」という動画を参考にしたもの。
動画の中身
狩猟民族の社会形成で成功している部族のリーダーは話がうまい、ストーリーテラーとして優れている、という。話がうまいリーダーは尊敬されるのでリーダー的役割を全うすることができる、という。
また、サンタクロースにまつわるおとぎ話の話に触れ、このおとぎ話によりクリスマスという文化が産まれ、世界でクリスマス商戦が起こり、日本ではラブホテルまでが潤う(苦笑)ということまで言っていた。つまり、フィクション(物語)から大きな行動(この例で言えば経済活動)が産まれるという。
奥山氏はこの話より、国家にもフィクションが大切だと主張していた。国家がまとまるためには物語が必要になる。
岡田英弘氏は「民族も国家も幻想だ」と身もふたもないことを言っている*1。「国民国家は利権でもある」*2とも。
民族・国家・部族でも一つの社会にはフィクションあるいは物語が必要になる。その物語というのはたとえば神話であり歴史あり宗教である。その他で言えば「日本人は勤勉である」というような刷り込みや、「中国語千年の歴史」という大風呂敷も社会をまとめる力になるそうだ。ただ「韓国半万年の歴史」というのはあまりにも事実と乖離しすぎて韓国人ですらついていけないそうだ。
フィクションは戦略だ!(岡本太郎調で)
上で紹介した動画でも言っているが、この手のフィクションは戦略だ。
戦略については以下の動画で簡単に説明されているので参考に。
この動画を参考にして言えば、国家経営をするのは政治家の役目で、政治家は国家のヴィジョン・世界観を国民に提供しなければならない。政治家は優秀なストーリーテラーでなければならない、という結論になるだろう。嘘もうまくなければならないが、保身のためばかりではなく、国家のためにつかえなければならない。
人類の進化の要因もフィクションだった
「社会をまとめるフィクションの大切さ」については、ダンバー数で有名なロビン・ダンバー氏も言っていることだ。
- 作者: ロビンダンバー,Robin Dunbar,藤井留美
- 出版社/メーカー: インターシフト
- 発売日: 2011/07/01
- メディア: 単行本
- 購入: 9人 クリック: 108回
- この商品を含むブログ (26件) を見る
ダンバー氏は『人類進化の謎を解き明かす 』という本で、人類進化の過程でホモ・サピエンスは言語を発明し、さらにストーリーテラーが産まれ、宗教を作ったおかげでここまで繁栄できたと言う。
メインブログの方で記事を書いているので参考に。
最近になってようやく、過去に読んだ別々の分野の本や動画で得た知識がアタマの中でリンクするようになってきた。もっとたくさん本を読んでいれば[以下略]
米中冷戦、「負けるのは日本」の可能性
米中冷戦?中国包囲網?
2018年10月4日のペンス米副大統領の演説は、鉄のカーテン演説を連想させるものとされ、これから米中冷戦が始まると考えられている。
ただし、アメリカを含む中国包囲網は以前より進んでいる。
マレーシアで中国企業による巨額の公共事業がポシャり、インド洋の島国モルディブの大統領選で親中派が敗北したり、オーストラリアが中国系企業を一部の携帯電話事業から締め出したことは、私も知っていた。
しかし、欧州も中国企業の買収に警戒していることは知らなかった。
[ベルリン 28日 ロイター] - ドイツ経済省のマティアス・マハニック次官は、独紙ウェルト日曜版のインタビューで、技術保護を強化するため、中国企業によるドイツや欧州の企業の買収提案を詳細に調査する法的手段の確立を目指していると述べた。
インタビューの抜粋によると、マハニック氏は、急増している中国投資を監視するEU域内の法案を年末までに可決すべきだと述べた。技術やノウハウの流出などを防ぐため、「欧州連合(EU)でより厳しい法案が不可欠だ」と語った。 [以下略]
あの中国とズブズブだったドイツがこんなことを言っている。
もはや鉄のカーテンを連想させる米中冷戦というよりも、ABCD包囲網を連想させる中国包囲網だ。そしてそれは完成寸前のように思える。
では日本はどうなのかというと、大手メディアではほとんど無関心だそうだ。
安倍総理はそのむかし「 セキュリティダイヤモンド構想」という名の中国包囲網を考えた人だが、10月4日の演説に反応する様子が見られない。25日から訪中して習近平国家主席と会うそうだが、何を話すか気になるところ。
もし、日本が中国包囲網に乗り遅れた場合、どうなるか。
日本が負けるシナリオ
動画『10月16日|火曜20時半は生放送!奥山真司のリアリズムで見る国際ニュース「アメ通LIVE!」||※後半はニコ生、FRESH! - YouTube』の53分30秒あたりから
動画『【10月15日配信】安達誠司のマーケットニュース「ペンス米副大統領「対中演説」の真の狙いは?」江崎道朗【チャンネルくらら】 - YouTube』の22分40秒あたりから
上の2つの動画によれば、日本の最悪のシナリオは、このまま中国包囲網に関心のないままでいると、欧米から閉め出された中国の企業買収や技術買収(技術移転)が日本に集中して、日本の基幹部門の技術が次々と中国へ流出して、日本の基幹産業だったものが中国の基幹産業になり、国際競争力で日本は敗北する。
リーマンショックの時に国際金融に無理解な日本が一番ひどい目にあったのだが、これから起こりうることはそれ以上に深い傷跡を残すことになる。経済大国の座から引きずり降ろされるかもしれない。
【歴史の転換点】ペンス米副大統領の対中批判演説
「米中貿易戦争はすでに始まっている」とされているが、「いやいや『米中冷戦』だよ。アメリカは中国をぶっ潰そうとしている」とも言われている。
そんな中、2018年10月4日、米国のシンクタンク、ハドソン研究所にてペンス副大統領が50分にわたり対中国政策についての演説をおこなった。全文の翻訳は「【ペンス副大統領演説:全文翻訳】「中国は米国の民主主義に介入している」:ハドソン研究所にて | 海外ニュース翻訳情報局海外ニュース翻訳情報局」で読むことができる。
中身
ここで話されていることをコンパクトに纏めてくださった人がいるので引用させてもらおう。
ペンス演説は、できれば一読して頂きたいところですが、米国が中国に対し門戸開放を宣言して中国を守ろうとしたという温かい歴史から説き起こし、1949年の中華人民共和国建国、1972年の米中国交正常化、WTO加盟にいたる米国の関与政策について述べた上、結果として、中国が中国製造2025に代表される次世代経済分野の90%を中国がコントロールしようとする計画や、米国企業の知財盗用、アジア全部を合わせた以上の軍備拡張、尖閣諸島出や南シナ海諸島の軍事化、スリランカのハンバントタ港を借金漬けにしての租借化、ジョージ・オーウェル的な個人情報監視体制、サイバー攻撃、宗教弾圧、台湾の抑圧やチベットやウィグルの弾圧、孔子学院も念頭においてか、さらには米国の大学や研究機関・研究者に対する影響力拡大、ハリウッド映画に対する圧力など事細かに上げ、中国が、経済、文化、軍事、サイバー、メディとあらゆる手段を使って米国を支配しようとしていると批判しています。
そして、米国の中間選挙への介入についても中国を非難し、中国が米国の民主主義に介入している(”China is medeling in America’s democracy.”)、としています。中国のやり口を知ればロシアも真っ青になるぐらい、と手厳しいです。民主主義への介入というのは、米国民の最も琴線に触れるところですから、これをあげつらったのは、米国民に対して、中国に対する団結を呼びかけたものと思います。
といった上でですが、米国はでは具体的に何を目標として、どのように行動すると言っているか。一言でいえば、中国が経済力を背景に独裁的政治システムを使って、米国及び各国に対する中国支配をやめるまで、米国は、経済力及び軍事力の全てを用いて中国の野望を挫く、ということです。ただし、今のところ手段は主として経済的なものであり軍事力は抑止的な存在だと思います。
動画では、奥山真司氏と和田憲治氏の解説が面白い。
上の動画は「10月09日|火曜20時半は生放送!奥山真司のリアリズムで見る国際ニュース「アメ通LIVE!」||※後半はニコ生、FRESH! - YouTube」の切り取り動画なので、もう少し詳しく知りたければこちらの動画を見るしか無い。
補足として、同じ両人の解説動画がある。
「アメリカ、遂に中国を敵国認定!?リベラルが育てた強大な敵は、もはやイデオロギー面でも脅威となった!?|奥山真司の地政学「アメリカ通信」 - YouTube」
大手メディアの解説よりは数段わかりやすいと思う。
ちなみに、上の動画の「リアリズム」の面から見ると、思想とか社会正義とか国際法など取っ払って、覇権国(アメリカ)とその地位を脅かそうとしているチャレンジャー(中国)は必ず衝突する、ということらしい。(動画「CIA、遂に米中冷戦状態と明言!サル山の行動学で見る国際政治の真髄|奥山真司の地政学「アメリカ通信」 - YouTube」を参照)。
中国つぶしはアメリカのコンセンサス
コンセンサスつまりアメリカの支配者層が大統領、議会、その周辺の人々(支配者層、エリート層)の統一した意思。
上に挙げた動画「潮目が変わった!『アメリカは中共消滅までやり切る!』[以下略]」(6分15秒あたりから)によれば、次のような人々が対中「攻撃」に賛同している。
- エリート層(上で挙げた人々)
- 軍事ロビー(軍事・外交ロビーが中国を敵認定)
- テクノロジー系(知的財産が盗まれている。政治・てくのろじーなど あらゆる情報が中国に漏洩している(マルウエアやマイクロチップを仕掛けて情報を抜いている)
- 人権活動家(ウイグル人弾圧問題が最近になってクローズアップされている。米国の人権活動家も動き出した)
ペンス副大統領の演説は、これから国内外へ向けての公式な宣言である。国内に向けては「対中冷戦」あるいは「中国バッシング」に対する「空気づくり」。国外に向けては「お前ら、俺につくか敵につくか今すぐ決めろ!」と言っているわけだ。
中国「敗北」の後、どうなるかはわからない、歴史の転換点
中国がアメリカからの圧力を跳ね返すことは不可能だ。力の差は歴然と有り、中国のこれまでの海外での振る舞いを見れば、世界各国で中国に同情する国はほぼ皆無だろう。
米ソ冷戦の後にソビエト共産党は崩壊したが、今回、中国がベタ折れしても中共崩壊は私には考えられない。
しかし、ソビエト共産党の崩壊もほとんどの人が考えられなかったらしいので、今回も有るのかもしれない。
ただソビエト共産党崩壊後のロシアを見れば、中共崩壊後も独裁政治が続くのだろう。しかし崩壊の過程の中で日本はいろいろなチャンスと混乱が有るとおもうので、日本政府は今のうちに準備をすべきだろう。
孔子学院とアメリカの動き
アメリカで孔子学院閉鎖相次ぐ
【DHC】8/22(水) 北村晴男×ケント・ギルバート×居島一平【虎ノ門ニュース】 - YouTube
上の動画で扱っている記事は、産経産経新聞のもの。
米で孔子学院閉鎖相次ぐ 北フロリダ大が閉鎖を決定 - 産経ニュース
中央政府からの補助金の廃止
ギルバート氏は上のニュース以上のことを語っている。
彼のコメントによれば、アメリカ上下院で、孔子学院に対する補助金を禁止する法案が可決された。さらに重要なことは、孔子学院が設置されている学校に対する補助金は厳しく規制される、という条項がこの法案に含まれている。
彼によれば、アメリカの学校は連邦政府からの補助金無しでは成り立たないそうで、孔子学院の設置は事実上、連邦政府により禁止された。
孔子学院とアメリカの動き
孔子学院とはなにかについてはギルバート氏が上の動画で語っている。
ここではwikipediaに頼ろう。
孔子学院(こうしがくいん)とは、中華人民共和国が海外の大学などの教育機関と提携し、中国語や中国文化の教育及び宣伝、中華人民共和国との友好関係醸成を目的に設立した公的機関である。[中略]
批判
アメリカ
『フォーリン・ポリシー』誌に寄稿したアメリカ学識者協会のレイチェル・ピーターソンによると、孔子学院では政治・歴史・経済関連の議論は禁止されていると指摘する。講師は台湾やチベットに関する話が出た場合は話題を別のものに変えるよう指導されており、できない場合は、中国の領土と答えるよう指示され、天安門広場の議論には「写真を見せて、美しい建築だと指摘する」よう用意されているという。さらに孔子学院の授業が大学の単位に認定される場合もあり、中国政府の意思がアメリカの大学教育に反映され、資金提供を受けているが故に大学側や教授陣が言いたいことが言えなくなることも問題だとしている[14]。レイチェル・ピーターソンは「アメリカの高等教育を破壊する『トロイの木馬』」と評している[14]。2010年にアメリカ合衆国カリフォルニア州ハシエンダハイツ市の中学校に「孔子学院(「孔子学堂)」が開設される際、地域住民より、孔子学院を通じて「共産主義思想が詰まった教材で生徒を洗脳させるつもりだ」、「米国の利益を守るため黙って許すわけにはいかない」との反対意見があった。これに対し、在ロサンゼルス中国総領事館は「孔子学院はあくまでも中国語や中国文化を教えるためのもの。政治的な色合いは全くない。完全な誤解だ」と反論している[15][16]。
2014年6月に、アメリカ合衆国大学教授協会(英語版)は「孔子学院は中華人民共和国の中国国家の手足として機能しており、『学問の自由』が無視されている」と批判し、状況の改善が無ければ関係を絶つよう各大学に勧告した。アメリカのコロンビア大学やスタンフォード大学などでは孔子学院が存続しているが、同年9月にシカゴ大学とペンシルベニア州立大学は孔子学院を廃止した。
2018年2月13日には、アメリカ連邦捜査局(FBI)のクリストファー・レイ長官が連邦議会上院の情報委員会の公聴会にて、孔子学院がアメリカ国内にて諜報活動やプロパガンダ活動など違法行為を行っている疑いがあり、捜査対象となっていることを証言した[17][18]。
2018年2月にマルコ・ルビオアメリカ合衆国上院議員は、「国内外での中国の積極的な政治活動は、アメリカの教室に『潜入』し、探求の自由を抑圧し、表現の自由をむしばむものだ」として地元のフロリダ州内にある5大学に設置されている孔子学院の閉鎖を求め、そのうちノース・フロリダ大学(英語版)は大学の使命や目標と合致していないことを理由に2019年2月に閉鎖することを決定したほか、ウェストフロリダ大学(英語版)も閉鎖を決定している[19]。2018年3月には、セス・モールトン(英語版)アメリカ合衆国下院議員は地元のマサチューセッツ州の40の大学に孔子学院の閉鎖と新規開校を控えるよう求める書簡を送った[20]。
以上のように、アメリカでは孔子学院に対する大きな動きが見られている。孔子学院のニュースについては産経新聞で取り上げられているが、ギルバート氏によれば、アメリカの動きについては、日本のメディアは報じていない。
メインブログの記事をリライトしてみた
ブログのpvを上げるにはリライトすべし、と先人がおっしゃっている。
リライトしなければならない記事は少なからずあるのだが、今回は2個だけしてみた。
【はてなブログ】markdownモードで、ほぼストレスフリーに - 歴史の世界
歴史に関係ない記事だが、けっこう読まれている。言いたいことは「見たままモードは面倒くさい!markdownモードで書こう」ということだけだが、markdown記法を全部覚える必要はなく、4つくらい覚えて、あとは編集画面のツールバーやブラウザの拡張を使えばいいだけだ、ということを書いている。
もう一つ、
先史:ホモ・サピエンスの大拡散:アメリカ大陸編 - 歴史の世界
最近の情報と書いた時に見逃していた情報を追加、プラス少々書き換え。探してみると「人類最初のアメリカ大陸移住者」については最近でも複数のニュースが有り、議論が繰り広げられているらしい。
報ステの「the fake news=メディア」を考えてみた
上の動画の中でトランプ大統領はこう言っている。
これに対して報ステの字幕は「私はメディアを国民の敵と呼ぶことにした」となっている。
Twitterでは「また報ステが意図的な誤訳をやりやがった!」みたいな反応が多くあり、少ないながら「トランプは常日頃からメディアのフェイクニュース呼ばわりしているので誤訳ではない」という反応もあった。
動画を見るとthe fake news=メディアという"意訳"はアリかもしれないが、やはり不適切だとは思う。少なくとも報ステに批判的な人々は誤訳だと言い出すことは少し考えればわかることではないのか?
短い動画だが、the fake newsをメディアと訳したことについて一言付け加えておくべきだったろう。まあ報ステ側は「反"報ステ”」に対して配慮しようとは思っていないのだろう。
さて、こんな記事がある。
トランプ米大統領の「国民の敵」発言に反撃 350超の新聞社が一斉社説 メディアの信用度低下も加速 - 産経ニュース 2018.8.17
米国ではトランプ氏のメディア敵視の姿勢に非難が集まる一方、メディアの信用低下も加速している。とくに共和党支持者の間で著しく、米調査機関ピュー・リサーチ・センターの昨年6月の調査によると、メディアが自国にマイナスの影響を与えていると答えた共和党支持者は85%となり、2010年の68%から大幅に増えた。
日本でも同様な傾向があると、私は思っている。モリカケ報道が何ヶ月も報道されているのに安倍自民党総裁が3選確実なのがその証拠になるだろう。
素人向けfirefoxのアドオン(2018年/8月版)
quantumになって旧式のアドオンが使えなくなって代用アドオンを探したが、もはや昔の環境を取り戻すことはできないことは明らかだ。
これからは最小限のものだけを使用することにして使うことにしている。たくさん入れると重くなって新生firefoxの唯一のメリットを消すことになる。
さて、難しいことは何もできないので、ズブの素人でも使えるアドオンしか使っていない。以下で、ウェブ閲覧用とブログ編集関連のアドオンと別けて挙げてみた。
ウェブ閲覧用
普通にウェブを見る時に使うアドオン。
adblock plus
定番。以上。
AutoPagerize
webページを自動読込してくれる。(読み込まないサイトも有る)
FirePop!
ポップアップ辞書。altキー+右クリックが必要なので面倒い。
英辞郎のアプリケーションが必要。
gesturefy
マウスジェスチャー。必須。
google date keeper
google検索で日付制限を簡単にできる。ただし、細かい設定はできないので、あまり使えない。
restart browser
アドレスバーに作成されたボタンをワンクリックで再起動をしてくれる。
(firefox本体に無いのがおかしい)
tab session manager
一定の時間でタブを保存してくれる。ブラウザの作動が異常になった時に復旧できる。
ブラウザを終了させた時にタブを保存する設定にすると、なかなか終了しないので保存しないように設定スべし。
simple drag & drop search
ウェブ記事のテキストを選択してドラッグアンドドロップで簡単にウエブ検索できる。私の場合はfavicon設定をして、検索サイトをポップアップ表示させて選べるようにしている。こちらのほうが楽。
コピーやテキスト保存もできる。
テキスト編集エリアで使えないのが難点。
日本語用コンテキスト検索
テキスト編集エリアで上のようなウェブ検索をコンテキストメニューから選べる。上より少し手間がかかる。
- 上記2つのことはSwift Selection Searchというアドオン1つでできるらしいが、面倒いので変更はしていない。
zoom page WE
ウエブページの拡大率を変える。ブラウザ本体でデフォルトの拡大率を設定できないのでこれを入れるしかない。(本体で設定できないのがおかしい)
ブログ編集関連
ブログ作成まわりに必要なアドオン。
format link
ウエブページのタイトルとURLを取得してテキストととしてコピーしてくれる。
google analytics オプトアウト アドオン
google analyticsで自分のブログを閲覧した時に自分の閲覧をカウントしないようにする。
isear
google検索をした時、検索ワードをハイライトしてくれる。
重いアドオンなので必要ない時はoffにしておく。
最後に
旧式アドオンを使うにはwaterfoxやbasilisk、pale moonなどの派生ブラウザがある。
ただしこれらはセキュリティで本家に劣るのでメインブラウザにはできない、と今は思っている。
pale moonはfirefox26から分岐したのでそれ以降の旧式アドオンは使えない。
いつかbasiliskを使ってみよう。64bitパソコンを買ったらwaterfoxを使ってみよう。
firefoxに出戻る
去年の11月からfirefoxの仕様が変わり、それまでのアドオン(拡張)が使えなくなってしまった。
ユーザーを切り捨てるような所業に怒りを覚え、新しいバージョンを使うことを拒否し続けること数ヶ月、結局firefoxに戻ってきてしまった。もう2週間ほど試用していたが、このままメインブラウザにすることにした。
試用期間当初の記事↓
戻ってきた理由
一番の理由は、タブを10個くらい開いても、なんとか正常に動くことだ。chrome系だと7-8個が限界(ただしfirefoxでもyoutubeは高確率でダメになる)。ネットでこのようなことを書いている感想は少ないから、私のパソコンだけかもしれないが(32bit PC)。
chromeは使いにくい
chromeは最近、有名なマウスジェスチャーが無くなった。新しいものは使いものにならない。
もともと、ブックマークバーからアクティブで新しいタブを開くことが出来ないことなど、不満な点はあったが、マウスジェスチャーは致命的だ。そして上述のタブの話。
vivaldiは発展途上ブラウザ?
vivaldiは個人的に魅力的なブラウザで一時メインだったが、chrome系なのに拡張が使えないものがあったり、正常に動かないものがあった。
また、(私だけかもしれないが)スクロールバーを触ると必要以上にスクロールしてしまうことが多かった。
動作が軽いという感想がネット上にあるが、私の感想は”chromeの方が軽い”。
今後を期待したいところだが、firefoxが私の期待に答えてくれるのならvivaldiは将来使うことがないだろう。
改めてfirefoxの感想
フルモデルチェンジ(?)の新バージョンは体感できるくらい速くなってはいるが、多くのアドオンが使えなくなったため、退化したような気分すらある。
しかし、半年も旧式firefoxを使わなかったので、正直「もういいや」と思うようになった。多機能のアドオンどっさりというやり方から足を洗うことにした。
最近はアドオンを必要最小限にして機敏な動作を享受する方向でカスタマイズしている(ほとんど使わないアドオンは無効化にすると良いそうだ)。
一つ願いを聞いてもらえるのなら、firefoxはシェアが1割を切ってしまったそうだが、いっそのことchromeの拡張を使えるようにしてほしい。
メインブログが200記事に達しました
メインブログはこちら↓
世界の歴史を先史から書いている。
200記事も書いたが、現在は今だに四大文明の途中。はてなブログを始めてから1年7ヶ月だが、始める前から書き溜めていたのを合わせると2年弱くらいになる。
2年弱で四大文明(教科書で2ページ分!)が終わらないということは、死ぬまでに平成時代に達することは無理なような気がする。
しかしまあ、生涯の趣味として気楽に書いていくつもりなので、今のところマイペースでやっていくつもり。いつ気が変わるかもしれないし、やめてしまうかもしれないけれど。
すこし、振り返る
今、グーグルアナリティクスを見ているが、1年目のpvは惨憺たるものだった。ブログ初体験の人の雑記ブログに数記事で抜かれるレベルだ。
これが今年に入って、ある2ちゃんねるのまとめをやっているブログにリンクが貼られて、いきなりpvが数倍の数字になって驚いたことを覚えている。
数日でフィーバー(?)は治まったが、フィーバー前の倍くらいの数字で下げ止まってくれた。
その次の大波が4月のNHKの番組『人類誕生』だった。
メインブログには人類の進化について多くの記事を書いたのでこれらがヒットした。現在もこれらの記事が多く読まれている。というか、人類の進化関連以外の記事は はてなブログのアクセス解析に登場することは稀だ。
この番組のシリーズは全3回、一ヶ月に一回のペースで放送していたが。しつこいくらい再放送をやっていたのでそのたびにpvが上がった。
今後NHKが古代エジプトのシリーズをやってくれれば、さらなる飛躍が期待できるだろう(祈願)。
これから
上述したように、マイペースでやっていく。
古代から順々に埋めていく感じでやっていく。
もう行く先は決まっている。
あとは寿命の問題だ。
firefoxをいじる by 普通の閲覧者
2018年7月27日、firefoxの使用した感想を書く。
32ビット環境の旧式のwindowsパソコン(メモリは最大の3ギガちょっと)で、firefoxはchromeと比べて速く動いているように体感的に感じる。
わたしは面倒なことはせず、閲覧とブログ編集するだけなので、それ以上する人の参考にはならない。わたしと同じような人に参考になるかどうかもわからないが。
私の今のメインブラウザ
メインに使っているのはvivaldi。Chrome系のマイナーなやつ。Chrome系で拡張無しにジェスチャーが使え、ブックマークを新規タブで開くことができる。
ただし、癖がある。リンクを新規タブで開く場合。従来のchromeやfirefoxの開き方と違う。もうひとつ、私の場合だけかもしれないが、スクロールバーを使うと高頻度で過剰にスクロールしてしまう。
そしてChromeよりも遅い、タブを7~8個の展開で不安定化してしまう。
以上のような状況なので、速いという噂(というか宣伝文句)を頼ってfirefoxを使ってみることにした。
firefoxを敬遠していた
私はfirefox56までこれを使っていた。拡張(アドオン)をたくさん入れて快適に使っていたが、バージョン57から拡張が今までの拡張が使用できなくなってしまったため、怒りを覚えて、firefoxを離れていた。
半年以上が過ぎ、怒りも治まり、以前の環境以外でやるしかないと観念して、本格的にfirefoxをいじることにした。といってもちょこちょことはいじっていたが。
さて、本題。
キビキビ動く感じ。vivaldiがそうでないからかも。
あと、10個以上タブを開いても、Chromeよりも安定して、比較的速く動作する(注:32ビットパソコン環境にて)。
「firefoxは重い」というネット上の評判が少なくないが、私は速いと感じている。
拡張(アドオン)について
アドオンは少なめに。あまり入れると遅くなったり、不安定になる。
正直言って、Chromeの拡張を使えるようにしたほうがいいと思う。そっちのほうが、シェア縮小に歯止めがかかるのではないか。
- adblock plus
- autopagerize(自動ページ送り)
- firepop!(アプリケーションの英辞郎を使ったポップアップ英和辞書)
- format link(ページタイトル・URLを好きな形式でコピーできる。ブログを書く時に使う。)
- gesturefy(マウスジェスチャー)
- isear(googleの検索ワードをハイライトする。重くなる拡張なので、未使用の時はoffにする)
- simple drag & drop search(文字列を選択すると複数の検索サイトで検索できる。faviconモードが超楽。ただし、テキスト編集エリアでは使えないのが残念)
- 日本語用コンテキスト検索(テキスト編集エリア用の検索用)
- tab session manager(現在開いているタブの保存とクラッシュ時の復元)
- tab tile WE(複数のページをタイルのように展開してくれる。慣れが必要かも)
- zoom page WE(デフォルトのウェブページ拡大率を設定するためのアドオン。firefoxにデフォルトで設定できないのがおかしい。ただし、この拡張は正常に作動していないようなので、デフォルトの設定のためだけに入れている)
その他設定
ブックマークを新規タブで開く設定と高速化につながる設定とフォルダを黄色くする設定をした。やり方はここでは書かない。ネット検索すれば見つかるもの。
カスタマイズで、アドレスバーにサイドバーのボタンとブックマークのボタンを設置。メニューバーのボタンが無いのが残念。
まとめ
理想が全て叶ったブラウザではないが、妥協できるレベルだと思う。特に、32ビット環境の中で3ギガちょっとの制限で大量タブが展開できるというのは魅力的だ。
これから少し使ってみて、良かったらメインにしようと思っている。昔の怒りを忘れて。
新しいパソコンを買ったら、昔のアドオンが使えるwaterfoxを試してみたいが、マイナーだからなのか感想が少なくて不安ではある。新しいパソコンを買う前に、新しいfirefoxに慣れ親しんでしまうかもしれない。
つるの剛士著『バカだけど日本のことを考えてみました』を読む
つるのさんの政治に対する考え方は賛同できるものだった。というか、普段私が思っていることと大部分重なっている。
つるのさんをネトウヨ呼ばわりする人達がいるが、以下に引用したように、彼の政治的姿勢・態度は一人の国民・有権者として「当たり前」である。
これらを当たり前で無いというのなら、納得のできる理由を提示してもらいたい。
(この本は大きく分けて、政治・マスコミ・子育て・その他に分けることができるが、この記事では政治の部分だけ絞って話を進める。)
右でも左でもない、「自分ファースト」であり「日本ファースト」
僕は自分のことを保守だとは思っていませんし、ましてや右翼だとも思っていません。
ただ日本で普通に生活して、その中で「当たり前」に現実の日本の問題を考えているだけです。その国で家族をもって暮らしている者として、一国民として、一納税者として。
なので、僕は特定の政治思想を支持しているつもりはありませんし、「保守政党だから」、「保守系の政治家だから」という理由で、選挙で一票を投じたこともありません。日本の将来のことをしっかりと考えてくれている、政策や主張が論理的で納得できる、それを実現する実行力もありそうだ――そう思えるような政治家の方なら、「右」でも「左」でも関係なく応援します。
p28
僕は「自分ファースト」ですし「家庭ファースト」です。そして、「地域ファースト」であり、「日本ファースト」でもあります。つまり、自分も家庭も愛しているし、そんな家族が住んでいる地域も愛しているし、自分が生まれた故郷も自分の国も愛しています。
そもそも「愛国」と言う言葉は、いわゆる保守・右翼系の専売特許ではないはずです。日本と言う国を愛しているからこその左翼活動だってないとおかしいと思います。
p30
全くもって当たり前の話だ。
つるの=ネトウヨと思ってる人たちは、日本のことを好きではないのだろうか。国益は全く国民の利益にならないと思っているのだろうか。
靖国参拝できないのはおかしい
なぜ国を動かす立場になると、お墓参りに行くような感覚で靖国参拝ができないのでしょうか。
立場によってさまざまないけんがあるのはわかりますが、それでも僕は「国のために亡くなった人たちに対して敬意を払うことは、国民として、国家として、”当たり前”のことなのに、日本はなぜそれができないんだろう?」と疑問に思います。
アメリカのアーリントン国立墓地(アメリカの戦没者などが眠る国立墓地)に日本の国会議員の方が公式にお参りに行った時は、
「え? 他国のお墓参りはできるのに自国のお墓に行けないなんておかしいでしょ?」
と正直思いました。
「公式参拝するな」と他国に言われ、首相をはじめ立場のある政治家は、毎年玉ぐし料だけ納めて参拝には行かない。なぜ先人の方々のお墓参りをするのに、そんなに他国の顔色を窺わなければいけないのでしょうか。国のために命を落とした人たちに敬意を払うことすら、「外交カード」に使われてできなくなってしまっています。亡くなった人たちに手を合わせるのは、人として当然のことなのに、なぜそんなところまで他国から干渉されなければならないのか・・・ ・・・。
p41-42
これも当たり前の話。
ただし、これを当たり前と思わない有権者が、残念ながらたくさんいるので、中韓の政治カードになってしまっている。
逆に言えば、大多数の国民がつるのさんのように当たり前のことを当たり前だと国外に向けて主張できるようになれば、政治カードなんかにならない。日本国民は他国の内政干渉に立ち向かうことは当たり前だと思う。
安全保障について
自分の家のことにたとえるならば、出かける時はやっぱり鍵も閉めなきゃいけないし、戸締りも頑丈にしなきゃいけない。いざという時に備えて警備会社と契約しておくのも選択肢の一つ。そういう防犯の備えはきっちりしておかないと安心して暮らせません。「大丈夫だよ。何も起こらないよ」と呑気に構えていたら、それこそ突然家に強盗が押し入ってくるかもしれない。一家の主としては、自分の家族を守るための備えはしっかりしておかなければいけないと考えるのが当然だと思います。
それなのに、国の防犯、つまり安全保障の話になると、その話自体しちゃいけないという空気が日本にはあります。僕はそれがおかしいと思います。
特に安全保障や憲法9条について語ると、なぜか「右寄りの人」とみなされてしまう。腫物に触れるような扱いになる。果ては「安全保障を語る人=戦争をしたい人」という極端なことを言い出す人までいる・・・ ・・・。
日本は第2次世界大戦で戦争体験をしたので、戦後の日本人が「戦争」に対して強烈な拒否反応を示すのも当然だと思います。
しかし、だからと言って、自国の安全保障の問題を軍国主義の復活と結びつける発想をしたり、「安全保障を語る人=戦争をしたい人」とレッテル貼りしたりしてしまうのは、やはりおかしいのではないでしょうか。
p56-57
北朝鮮みたいに実際にミサイルを撃ってくるような国や、中国のように日本の領海を犯してくるような国がなければ、今のままでもいいわけですし、戦争をしかけてくるような国が一つもなくて、全世界が本当に平和なのであれば、それに勝るものはありません。それは誰もが抱く理想の世界です。
世界平和の歌を歌って世界が平和になるのであれば、僕は声が枯れるまで歌い続けます。
しかし、残念ながら、現実は違います。
悲しいことに、人類の長い歴史はずっと争いの歴史です。
p68
どうだろう。当たり前のことではないか。
地球政府など無いのだから、外交はヤクザな世界だ。サロンに過ぎない国連に警察機能を期待するのは無理な話だ。
ヤクザな世界で安全に安心して生活するためには他国と渡り合える軍事力が必要だ。軍事力が足りないのなら外交・同盟その他でカバーしなければならない。
「お花畑」の人たちが言う話し合いだけでは、こちらに有利な決着を勝ち取ることはできない。
どうして米中露が膨大なコストを払って強大な軍事力を保持しているのか。軍事力≒発言力だがらだろう?
世間一般でも、力のない人に発言力など無いでしょ?
つるのさんをネトウヨ呼ばわりする人たち
彼のことをネットでは「ネトウヨ」などとレッテル貼りする人がいる。彼の批判者たちは安倍政権の政策になんでも反対するばかりで、実行可能な対案を提示できない人たちだ。
彼らはつるのさんを「ネトウヨ」だというが、私から見れば、つるのさんが普通なのであり、批判者たちの方が「ネトサヨ」で「平和ボケ」で「お花畑」な人たちなのだ。安倍政権を打倒しさえすれば、世の中が良くなると考えて対案も考えない「ネトサヨ」[以下略]なのだ。
まとめ:この本の意義について
上のようなことは当たり前だとは思うが、分かりやすい文章で簡潔にまとめられている。
ネトサヨはアタマのどこかがおかしいのでこの本を読んでも変わるとは思えないが、これから政治を知っていこうとする人たちには有益だと思う。
過去・最近・未来の災害について
インフラは国債で
最初に書いておくが、防災や震災復興のインフラの財源は国債で賄うべきだ。「次世代に借金を負わせるな」のようなもっともらしい意見もあるが、防災に限らずインフラは数十年間使えるもので、次世代の人たちもそのインフラの恩恵を享受するのだ。世代を超えて一様に負担する方法は国債を発行することである。
この意見は高橋洋一氏らリフレ派が主張しているが、世界では常識で、2011年の震災時に増税したことは大チョンボとのこと。
最近は、大阪の震災と西日本の集中豪雨で、復興費用をどうするかが今後話されるだろう。しかし、政治家の中にリフレ派と呼ばれる人は殆どいないらしい。復興増税の話が出てきてもおかしくはないだろう。
そして未来の地震。南海トラフ地震は5年間のうちに起こる確率が1割程度だそうだ。ソースは「【日本の解き方】公共事業費10兆円を確保せよ! 政府の破綻より心配な大災害…過去最高レベルの予算措置を (1/2ページ) 高橋洋一氏 - zakzak」。
集中豪雨であれだけの被害が出たのに、この地震でどれほどの被害が出ると政府は考えているのだろうか。
民主党政権の過ちを自民党は叩けるか
こんな記事があった。
自民党の石原伸晃前経済再生担当相と細田博之前総務会長は12日、会長を務める各派閥の会合で挨拶し、西日本豪雨の災害に関連して旧民主党政権の公共事業政策を批判した。
石原氏は「日本のインフラ技術があっても、これだけ大勢の方が亡くなった。『コンクリートから人へ』という政策は間違っていた」と発言。細田氏は群馬県の八ツ場(やんば)ダムが建設中止の対象になったことに言及して「ダムは予想せざる事態に対応するため必要なのだと今回また確認された」と強調した。
上記の高橋氏の記事ではこう書いている。
公共事業関係費は1980年代前半には微減傾向だったが、その後上昇傾向となり、97年度に9・8兆円でピークだった。その後減少傾向に転じて、ほぼ年間0・3兆円の減少が2009年度の麻生太郎政権まで継続した。09年度は形式的には7・1兆円だったが、地方道路整備臨時交付金の一般会計への計上による影響を除くと6・4兆円だった。
10年度から3年間は民主党政権だったが、減少スピードを増して、10年度5・8兆円、11年度5兆円、12年度4・6兆円となった。毎年の対前年度の減少額は0・6兆円程度と、自民党時代の2倍程度も大きな減少だった。
出典:【日本の解き方】公共事業費10兆円を確保せよ! 政府の破綻より心配な大災害…過去最高レベルの予算措置を (1/2ページ) 高橋洋一氏 - zakzak
確かに民主党のほうが非道いが、自民党も他党のことを言えないのではないか。
こんな指摘もある。
中央大学教授の浅田統一郎氏は、90年代真ん中からの名目公的資本形成(政府のインフラへの投資など)が急減してしまい、2010年代に入る直前にはほぼ半減してしまったことを指摘している(『危機の中で<ケインズ>から学ぶ』ケインズ学会+平井俊顕監修、作品社)。
旧民主党、自民党そしてもう一つの批判されるべき勢力
上の田中氏の記事から再び引用。
政府や地方自治体などの防災のためのインフラ整備のための政策は、充実しているとはいいがたい。その原因は、90年代から続く財務省(旧大蔵省)の緊縮主義の継続である。
出典:田中氏同記事/(1)ページ
もう一つの批判されるべき勢力は、財務省(旧大蔵省)だ。彼らがリフレ派政策を頑なに拒み続けている勢力だ。国会議員のほとんどが財務省のレクチャーを鵜呑みにしているらしい。
ちなみに大手メディアもレクを受けている。財務省内の記者クラブ財政研究会というのがある。レクを受けているのはセクハラされた女性だけではない。
こんなわけで、大手メディアは財務省を叩くことはしないので、我々一般大衆には彼らがどのようなことをしているのかわかりにくい。
米朝首脳会談の中止について
24日、米朝首脳会談が中止になった。トランプ大統領が北朝鮮に中止を通告する書簡を送ったそうだ。
北朝鮮の最新発言の「強烈な怒りとあからさまな敵対心」を理由にしているが、ニュース解説などでは、金正恩の2回目の訪中の後から北朝鮮の言動が攻撃的に変わったことが原因らしい。簡単に言えば、アメリカが「北朝鮮がアメリカではなくて中国の保護下に入ることを決めた」と判断したようだ。
北朝鮮の態度の変化を踏まえて、BBCによれば、ペンス副大統領は《金委員長が米国との取引に合意しなければ、北朝鮮は「リビア方式が終わったように終わるしかない」と発言していた》。つまり、カダフィが民衆に撲殺されたよう結果が金正恩を待っているだろう、と。
これに対して《北朝鮮の崔善姫(チェ・ソンヒ)外務次官、マイク・ペンス米副大統領を「愚か」、「政治的なまぬけ」などと非難。自分たちが米国に首脳会談の実施を「懇願」することはないし、外交が失敗した場合には「核による最終決戦」の可能性があると警告した》。
さて、書簡の中身は以下の通り。BBCが翻訳してくれている。
シンガポールで6月12日に開催予定だった首脳会談は、双方が長く求めてきたもので、そのための最近の交渉や話し合いにあなたがかけてきた時間と忍耐と努力を、非常にありがたく思います。会談は北朝鮮が求めたものだと知らされていましたが、それは私たちにはまったく大事なことではありません。私は会談であなたとお会いするのをとても楽しみにしていました。残念ながら、あなたの最新発言が示した強烈な怒りとあからさまな敵対心を踏まえると、長く計画を重ねてきたこの会談を、現時点で実施するのは、不適切だと感じます。そのため、この書簡をもってシンガポール首脳会談は、双方の利益のために、ただしそれは世界の不利益ですが、実現しないとご理解ください。あなたは自分の核能力の話をしますが、我々のはあまりに巨大で強力なので、決して使わずに済むよう私は神に祈ります。
あなたとの間に素晴らしい対話が築かれつつあると感じていましたし、究極的に大事なのはその対話だけです。いつの日か、ぜひともお会いしたいと願っています。それまでの間、もうすでに家族と共にいる捕虜の解放に感謝します。あれは素晴らしい対応で、とてもありがたく思っています。
なにより大事なこの首脳会談について、もし考えが変わるようでしたら、ぜひ遠慮なく私に電話するなり手紙を書くなりしてください。世界と、そして特に北朝鮮は、永続的な平和と素晴らしい繁栄、そして富を得る、素晴らしい機会を失いました。この失われた機会は歴史において本当に悲しい瞬間です。
元外交官の宮家邦彦氏は、25日早朝のラジオで、この書簡を小学生の作文と評した。聞き手のアナウンサーは「確かに簡単な文章ですよね」と返した。
ロイター*1によれば、《ホワイトハウス当局者は、北朝鮮との和平に向けた希望はまだあるとしながらも、同国はレトリックを変える必要があると指摘。「北朝鮮が望む場合、(交渉に向けた)裏口はまだ開いている。ただ最低限でもレトリックの変更は必要だ」と述べた》とあるので、この書簡もある種のレトリックなのだろう。
つまりは、アメリカが北朝鮮に、大人が子供を諭すように、「きみ?大人と話すときは、口の聞き方に気をつけようね」と言っているわけだ。
今後どうなるかは分からないが、この問題は米朝ではなく米中の話し合いになる可能性も出てきた。またロシアも首を突っ込んでくるかもしれない。
安倍首相とトランプ大統領の結束は固いようだが、韓国大統領は両陣営から「使えない」と思われていることは明らかだ。
日本にとっては、核だけでなく、日本に届くロケット全般の廃棄と拉致被害者全員の返還を要求しているが、この実現の可能性はまた見えない未来に延期されてしまった。
はてなブックマークについて
はてなブックマークを読む側と書く側の両方から書いてみよう。
読む側
私の興味は政治経済と歴史なのだが、経済は過疎、政治は安倍叩き以外は過疎という状況。歴史カテゴリーに関しては無くなりました。
政治なんて反安倍の溜まり場かよ、って思うほどだ。消費税や外交などの話が反安倍記事で覆い隠されている(政治ニュース全般が同じ状況だから仕方ないかもしれないが)。
今は、反安倍派の人たちはネトウヨを弄っているので、「あんたらも一緒だよ、兄弟」みたいな感じで、コメントを書いて気晴らしをしている程度だ。私は自分自身をネトウヨとは思っていないが、左の人は安倍を評価する人=ネトウヨと思っているようだ。清々しいほどピュアな人たちだ。まあヒマ人どうし仲良くやろうよ。
歴史関連については絶望するしかない。歴史カテゴリーがあった時も使えねーと思っていたが、無くなったのだから使いようがない。
書く側
はてなブログを書き始めてから1年以上経つのだが、一度もバズっていない。メインブログでバズるのは私自身の力量不足のため無理なようだ。歴史関連だと炎上目的で従軍慰安婦くらいやらないと無理だ。
そんなわけで、このサブブログでトレンド記事、つまりアメフト記事を書いたのだが雀の涙のPVだった。まあ あの記事じゃバズりようがない。
とりあえず、何が何でもバズりたいというほどではないので、気長に考えよう。2人くらいブックマークしてくれる程度の記事を書けるように頑張ってみようか。